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埃も表情作りに一役

龍光山 梅岩寺  青梅市仲町235

JR青梅線・青梅駅の西南300mにある真言宗のお寺です。
旧青梅街道を西へ行き、青梅市民会館前交差点の一つ手前を北に行き、青梅線の線路を越えると石段、山門が見えます。
山門を入ると境内は横長で、北側正面に庫裏、その左に唐破風屋根の本堂、その左にお堂があり、さらに秋葉神社への細道が続きます。
秋葉神社への細道の南側手前に鐘楼、その右(本堂対面)に六地蔵堂があります。墓地は庫裏の右から北に奥深く広がっています。
六地蔵は円光背を持つ80cmの立像です。台石の銘に「昭和四年五月」「施主〇〇○」とあります。
像容と地蔵名はは左から宝蓋(伏息)、柄香炉(伏勝)、合掌(諸龍)、数珠(護讃)、幢幡(無二)、宝珠に錫杖(禅林)です。
持物を含め全体に深い彫り方です。宝蓋と幢幡を掲載しました。大きな、膨らんだ耳たぶも特徴的です。また目尻の造りも微妙です。
くぼんだ所に埃が溜まって色が変わっているのも、表情作りに役立っています。 (2019.12)

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