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柄の無い幢幡を胸前に持った地蔵

観音寺(総持寺境外仏堂)  西東京市田無町5-7-5

西武新宿線・田無駅の北、青梅街道の一筋入ったところにある真言宗のお寺。現在は同じ田無駅北東、青梅街道沿いにある総持寺の境外仏堂となっています。二寺の間は<やすらぎのこみち>で結ばれています。
山門右斜め奥に本堂があるだけの簡素なお寺です。しかし、総持寺との合併前は独立した寺院だったので、かなり広い墓地を持っています。
本堂前には西東京市指定文化財になっている総高3.5m余の宝篋印塔が立っています。寛保三年(1743)の建立だそうです。
本堂左、山門の正面に鋳造の聖観音立像とその後ろに石造丸彫りの六地蔵が祀られています。
六地蔵は昭和二十八年に造立されたもので、台石のそれぞれに造立年、納主名が刻まれています。六台とも同じ名前です。
像容は左から柄香炉、合掌、幢幡、宝珠に錫杖、両手で宝珠、数珠です。像高は62cmでやや小さめの普通の六地蔵に見えましたが、よく見ると幢幡の造りに特徴があります。通常は両手で柄を持ち幢幡は肩から袖に掛けているのですが、この地蔵は肩からの紐を右手で、左手で胸前の幢幡を持っています。柄を省略した思い切った造りです。
<やすらぎのこみち>は通らずに青梅街道を總持寺に。さすがに本家?。立派な伽藍と大木が境外の喧騒と異なる世界をつくっていました。 (2018.09)

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