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色柄の甚平を羽織った六地蔵さん

阿弥陀堂 武蔵村山市三ツ木5-12-6


非法人のお堂ですが、近くの長円寺が管理しているそうです。
JR八高線・箱根ヶ崎駅から東に青梅街道が走っています。その峰交差点からかたくりの湯交差点の北側に六地蔵を持つ四ヶ寺があります。そのうちの一つです。
最寄りは立川バス、バス停・峰です。六道山公園の南麓になります。
石段を登ると小さなお堂があり、その左から後ろの丘に向かって墓地が展開します。
阿弥陀堂左に水子地蔵尊立像があり、その反対側、墓地に向かって六地蔵の雨屋があります。
可愛い柄物の頭巾と甚平を羽織り、その上に般若心経を書いた涎掛けをした六地蔵が並んでいます。
奉造年は分かりませんが、古いもののように思われます。像高は70cmで、像容は左から幢幡、柄香炉、宝珠に錫杖、数珠、宝蓋、合掌です。
数珠持ちの地蔵は禅定印に施無畏印かと思ったのですが、左手に数珠を持っていました(写真)。
足元の蓮台とのつなぎ目は修復されていて、法衣の裾から見える爪先が六体ともにありませんでした。
南面する急坂に広がる墓地は、夏の墓参が思いやられます。この日の何組かの墓参者も汗びっしょりでの墓参りでした。 (2019.09)

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