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かなり無理筋の六地蔵ですが

霊泉山 禅林寺 三鷹市下連雀4-18-20

JR三鷹駅の南1kmほどの所にある黄檗宗のお寺。三鷹通りと連雀通りがぶつかる八幡前交差点の一角に三鷹八幡大神社と並んであります。森鴎外、太宰治の墓があることでよく知られたお寺です。
連雀通りから山門までの参道両側に広々とした駐車場があります。山門は鐘楼と一つになった二層の屋根を持つ構えです。
境内は正面奥に境内の左右いっぱいに建つ方丈、その手前中央に大きな聖観音像、左に本堂、右に小さな弁天堂が、そして山門の左右に第一斎場、第二斎場という伽藍配置です。
墓地は方丈の裏(北側)に広がっています。方丈左の細道から入ります。入口左に合同墓・蓮池塔がありその前に細道を挟んで五体の地蔵と七体の地蔵が向かい合っています。
七体の地蔵は、右から数珠持ち円光背地蔵立像、幢幡持ち円光背地蔵立像、頭部なし地蔵立像、舟形地蔵立像、柄香炉持ち円光背地蔵立像、坐姿地蔵、新建造の数珠持ち円光背地蔵立像です。
円光背地蔵立像の三体は「文化十三(1816)年」奉造のもので、真建造のものは「昭和四十七年」建造です。
これで「円光背の六地蔵」というにはさすがに気が引けます。しかし、森鴎外、太宰治の墓に参っての帰り、水場の横に一体の合掌姿の円光背地蔵立像が安置されているのが目に入りました。
台石の石柱には「廻国」「奉納」のような文言が読めましたが、地蔵のつくりは文化奉造の円光背地蔵立像に酷似しています。
というわけで、この一体を含めて四体プラス損傷一体で六地蔵のうちの五体と見なしました。かなり無理筋の六地蔵ですが。
昭和建造の地蔵には遠慮してもらうことにしました。
ちなみに対面の五地蔵は三体が大きな丸彫立像、やや小さな丸彫立像、舟形浮彫立像で全て宝珠に錫杖姿です。
桜桃忌、鴎外忌には時期外れですが、二つの墓を探し歩く熟年女性や男性の姿が何組も見られました。 (2018.10)

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