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初めて聞く地蔵名に巡り合いました

明王山威徳院 三鷹市新川2-1-17

JR中央線・吉祥寺駅と京王線・仙川駅の中間に位置するあたりにある曹洞宗のお寺。東八道路・新川天神社前交差点のすぐそばです。
東八道路に面して寺号を刻んだ太い石柱が立っていますが、本堂に向かうには西側の細い道に面して細い石柱が建つ裏門のような狭い門から入ります。
境内は狭く、本堂と左の庫裏、庫裏前と本堂右の小さな墓地で全てです。
六地蔵は本堂左手前に墓地を背にして並んでいます。像高50cm(蓮台含め63cm)の小さな六地蔵で、まるで小僧地蔵のようです。平成二十四年に建造された新しいものです。
寺の説明には持物と地蔵名が記されていました。左から柄香炉=法性地蔵、宝珠に施無畏印=陀羅尼地蔵、合掌=宝陵地蔵、旌旗(幢幡)=宝印地蔵、宝珠に錫杖=鶏兜地蔵、念珠(数珠)=地持地蔵とありました。
「鶏兜地蔵」「宝陵地蔵」「法性地蔵」は見慣れない地蔵名ですが、帰宅後に調べたら<臨済宗聖典>に拠る六地蔵名のようです。
裏門のような狭い門を目にしたときには、ここに六地蔵があるのかと不安になったりしましたが、珍しい地蔵名の六地蔵に出会うことができました。
墓地の囲い生垣に何本もの真っ赤な<ペット供養>のノボリ旗が立てられていたのが印象的でした。 (2018.10)

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