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親切で出会えた六地蔵

應神山本智院 長久寺 三鷹市大沢2-2-16

JR武蔵境駅の南2.5kmほどの所にある真言宗のお寺。武蔵境駅から天文台通りに出て南へ、東八道路とぶつかる天文台北の交差点のすぐ近くです。
天文台通りに面した鉄扉を持つ石柱門の右に鐘楼と幼稚園の建物、正面に本堂、本堂左横に地蔵堂があります。
本堂前の庭には園児たちが元気に遊んでいる姿が目に入りました。門扉はしまっています。警備のため中に入れないかと思っていたら、職員のかたが中に入れてくださった。
地蔵堂の左、南塀に沿って八体の干支本尊が祀られていて、その左に六面塔六地蔵、大小の地蔵立像、 二つの庚申塔、駒形石碑、一番左に「従是東西北尾張殿鷹場」と刻まれた標石が並んでいます。
六面塔六地蔵は高さ75cmの柱の六面に浅い舟形の龕を造り、そこに蓮台に乗った地蔵立像を浮き彫りにしています。
塀際に立っているのと植木があるので四面しか撮影できませんでした。像容は写真左から両手で香炉(左裏)、数珠(左)、宝珠に如意(正面)、幢幡(右)、写真なしで柄香炉(右裏)、合掌(裏)となっています。
柱にも台石にも苔が細かく付いていて文字を読み取ることができませんでしたが、資料によると明治二十五年に建造されたもののようです。
ちなみに「三鷹」という地名は「東西北鷹場」から生まれたと言われています。
山門横に山号と可愛い六地蔵を浮き彫りにした石碑がありました。幼稚園児のような六地蔵でした。 (2018.10)

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