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真っ赤な前垂れを纏った黒い七地蔵

雲松山 泉龍寺 狛江市元和泉1-6-1

小田急線・狛江駅の西に隣接する曹洞宗のお寺です。境内の東に泉龍寺弁財天池がある和泉の森、西に泉龍寺別院がある広大な敷地です。
山門を進むと上階に鐘を吊った鐘楼門があり、その奥に本堂があります。墓地は本堂左から奥に広がっています。
山門から鐘楼に至る参道の左には坐姿の延命子安地蔵が祀られ、右には鉄柵の中に中央に主尊の合掌姿地蔵とともに六地蔵が祀られています。
中央の主尊の石柱台正面の銘によれば「元文二(1737)年 奉納六十六部供養」とあり、左側面には「享保二十(1735)年 〇〇妙光信女」とありました。
六地蔵の頭部はほとんどが損傷または欠落修復されていました。
六地蔵の石柱台にはそれぞれ六道と地蔵名が刻まれています。結ぶ印や持物は大きな前掛けがしっかり体を覆っていますので見ることができません。布の膨らみや一部からの推測ですが、刻銘とともに掲載します。
左から天道=天華地蔵(宝珠に錫杖)、人道=晝夜地蔵(幢幡)、修羅道=人福地蔵(宝蓋)、主尊(合掌)、地獄道=黒衣地蔵(経巻?)、餓鬼道=枳里地蔵(合掌)、畜生道=天月地蔵(数珠)となっています。
六地蔵の像高は60cm、蓮台込みで70cmです。
檀家の人の手で落ち葉が掃き清められた広い境内は寒々としていましたが、黒い胴体に真っ赤な頭巾と前掛けを着せられた地蔵の姿が薄日を浴びて浮かび上がっていました。 (2019.02)

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