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伝説と六地蔵の関係は?

高幡山明王院 金剛寺  日野市高幡733

京王線・高幡不動駅すぐ近くにある真言宗のお寺。高幡不動尊として著名。
仁王門、山門、不動堂、奥殿、大日堂、大師堂、五重塔、鐘楼などの伽藍を持つ大寺院です。
隣接する山林の八十八ヶ所巡りを加えると境内の広さは三万坪もあるのだそうです。
さて、六地蔵はどこにあるか、です。地図によれば、墓地は境内の北端に展開しているようです。
南からまっすぐ伸びる参道を、左に五重塔、右に不動堂、奥殿を見ながら進むと、山門に至ります。
その奥が大日堂(本堂)です。大日堂の左に回り込むと墓地への道があります。
墓地入り口の手前の植え込みの中に六地蔵は建っていました(写真、大日堂左の赤い点)。
広い境内で、探し当てるのに苦労するかと思いましたが、推測通りに見つけることができました。
六地蔵の右手には文化文政時代の物語「藤蔵、勝五郎生まれ変わりゆかりの地」記念碑と説明パネルが立っています。説明パネルには子供1人と六地蔵のイラストが添えられていました。
六地蔵のそれぞれの台座には施主名の願目が刻まれていますが、平成九年の奉納となっています。
像高は90cmで、像容は左から合掌、数珠、経巻、柄香炉、宝珠に施無畏印、宝珠に錫杖となっています。
梅雨時の薄日の中、赤い帽子と涎掛けが雨に洗われた木の緑と描く一幅の絵のようです。
六地蔵と「藤蔵、勝五郎生まれ変わり」物語の関係は良くわかりませんでした。境内の売店には 勝五郎が呼ばれるようになった「ほどくぼ小僧」の饅頭が売られていました。 (2020.07)

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