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民家のブロック塀に寄り添って

路傍六地蔵 日野市程久保8-10

多摩モノレール・程久保駅の北100m弱、程久保川を渡ってすぐ左の民家のコンクリート塀沿いに祀られています。
天地55cmの小さな舟形光背の六地蔵です。胴体の折れたものが三体、頭部破損が二体のほか、光背損傷、風化の進行など、どれもかなり傷んでいいます。
雨避けも無い路傍の六地蔵にしては、それでもよく保存されている方です。
光背に刻まれた銘によれば「武州多摩郡程久保村/女念佛講中」によって、「寛政七乙卯(1795)年/十月吉日」に奉造されたようです。
大きな文字で、比較的深く刻まれていたので、銘が読めたのは幸運です。
像容は左から如意(写真上)、数珠?拱手?(写真中)、合掌、幢幡(写真下)、両手で宝珠、宝珠に錫杖です。
犬の散歩で通りがかった女性の話では「ほどくぼ六地蔵」饅頭が売られていたそうです。今も高幡不動の売店においているかもしれないと聞きました。
帰りに高幡不動によって尋ねてみましたが、「ほどくぼ小僧」の饅頭はあるが「ほどくぼ六地蔵」饅頭は無いとのことでした。 (2020.07)

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