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巨大な水子地蔵とともに建造された六地蔵

輪王山三光院 真福寺 東大和市清水4-1132

真言宗のお寺です。西武多摩湖線・武蔵大和駅の南1200mの所にあります。駅からやまもも通りを南に行くと新青梅街道に突き当たります。交差点を左に行くと山門です。
境内は左に観音堂、中央に本堂、右に鐘楼があり墓地が展開します。本堂と観音堂の間に小さな金比羅堂があり、周囲は四国八十八か所お砂踏み霊場となっています。八十八か所の主尊の石像がずらりと整列しているのは圧巻です。
墓地入口に向かうところに大きな納経大塔、舟形光背の地蔵、丸彫六地蔵、巨大な水子地蔵が並んでいます。
舟形地蔵は石柱台の上に蓮台とともに安置されています。姿は左手が引接印、右手が施無畏印ですが、両肩から頭の後ろに宝珠を二つ重ねしたようなものを背負っています。見た事がない珍しいものなので掲載しました。
石柱台には銘が刻まれていますが、読み取れませんでした。
六地蔵と水子地蔵は水子地蔵の台石の銘によれば「昭和五十七年」に建造されたようです。
六地蔵は蓮台込みで78cmです。石柱台には地蔵銘が刻まれています。像容と合わせて左から幢幡=伏息地蔵、柄香炉=伏勝地蔵、合掌=諸龍地蔵、数珠=護讃地蔵、宝珠に施無畏印=無二地蔵、宝珠に錫杖=禅林地蔵です。
造りは持物がやや大きめなくらいで、特に特徴はありませんが、角度によってはしっかりした表情の地蔵さんに見えました。
(2019.03)

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