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眉と目玉に墨が入った六地蔵

玉龍山  金松寺 あきる野市下代継340

JR五日市線・秋川駅の南1200mほどのところにある臨済宗のお寺です。
駅の西を通る首都圏中央連絡自動車道に沿って南下します。睦橋通りを越えますが、それまでと同じくらいの距離をさらに南下します。
参道の両側は低い石垣が積まれています。参道の左右は墓地です。前庭を置いて本堂と庫裏があります。
六地蔵は参道左の雨屋の中にあります。「昭和五十二年」建造のものです。
像高は62cmで、像容と地蔵名は左から数珠(地持地蔵)、宝珠に錫杖(鶏兜地蔵)、幢幡(宝印地蔵)、合掌(宝陵地蔵)、宝珠に施無畏印(陀羅尼地蔵)、柄香炉(法性地蔵)となっており、禅宗系の六地蔵の持物と名前に沿っています。
時々見かけますが、ここの六地蔵にも眉と目玉に墨が入れられています。確かに顔立ちがはっきりすることは確かですが、それ以外に何か意味合いがあるのかはわかりません。
幼顔ですがしっかりした表情です。唇がやや厚めに造られています。
水桶小屋の片隅に古そうな地蔵立像が祀られていました。宝珠に錫杖姿ですが、風化で表情などは分からなくなっています。台石の銘も読めませんでした。 (2020.11)

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