能装束出立例
「見た目能装束」の付録として「出立」に取組んでみましたが、とても歯が立ちません。分類も項目の立て方も五里霧中で、まとまる目処は立ちませんがとりあえず試案を掲載してみました。修正、追加ができればいいのですが。(2015.03)


特別な出立
帽子・冠 着付 上着 その他
翁出立=狩衣は蜀江模様、指貫は紫地が基本です
白式尉 翁烏帽子 白練 翁狩衣 指貫 翁扇
水衣男出立の例
帽子・冠 着付 上着 その他
着流僧出立=一般の僧。茶水衣が多い。着付は格上の小格子厚板も
角帽子 無地熨斗目 水衣 数珠
大口僧出立=品位のある僧。従僧の着付は無地熨斗目に縷(より)水衣
角帽子 小格子厚板 水衣 白大口 数珠
沙門僧出立=身分の高い僧
沙門帽子 厚板 水衣 白大口 掛絡、数珠
山伏出立=山伏一般。水衣の種類で階級付け(縞、絓(しけ)、縷の順)
頭巾 厚板 水衣 白大口 篠懸、数珠、小刀
着流尉出立=卑賤、庶民の老人
尉面 尉髪 無地熨斗目 茶水衣
大口尉出立=品位のある老人
尉面 尉髪 小格子厚板 水衣 白大口
水衣着流男出立=卑賤、庶民の男
熨斗目 水衣
       =「弱法師」のシテ
弱法師 黒頭 縫箔 水衣 杖、扇
       =「景清」のシテ
景清 沙門帽子 小格子厚板 黒水衣  杖、扇
水衣大口男出立=庶民の男
熨斗目 水衣 白大口
       =「景清」のシテ
景清 沙門帽子 小格子厚板 黒水衣 茶大口 杖、扇
素袍、直垂男出立の例
帽子・冠 着付 上着 その他
素袍上下男出立=庶民または一般の武士
段熨斗目 素袍上下 (小刀)
素袍上下男出立=太刀持
無地熨斗目 素袍上下 太刀
掛素袍男出立=旅装の男
段熨斗目 掛素袍 白大口
直垂上下男出立=役職の武士
梨打烏帽子 厚板 直垂上下 込大口 小刀
掛直垂男出立=一般の武士
白鉢巻、士烏帽子 厚板 掛直垂 白大口 小刀
袷狩衣男出立の例
帽子・冠 着付 上着 その他
大臣出立=勅使または廷臣
大臣烏帽子 厚板 袷狩衣 白大口
大臣出立=従臣(ツレ、ワキツレ)など
洞烏帽子 厚板 袷狩衣 白大口
袷狩衣大口出立=神体等
神体面 黒(白)垂、透冠 厚板 袷狩衣 白大口
袷狩衣半切出立=天狗
天狗面 赤(白)頭、大兜巾 厚板 袷狩衣 半切 羽団扇
法被半切男出立の例
帽子・冠 着付 上着 その他
武将出立=勝修羅、源氏の武将。勝修羅扇は<松に朝日>
男面 黒垂、白鉢巻、梨打烏帽子 厚板 袷法被 半切 太刀、扇
武将出立=負修羅、平家の武将。負修羅扇は<波に入日>
男面 黒垂、白鉢巻、梨打烏帽子 厚板 長絹(単狩衣) 半切 太刀、扇
鬼神出立=稲荷明神など。戴は狐戴など。
鬼神面 赤(白)頭、戴 厚板 袷法被 半切 刀身
裳着胴男出立の例
帽子・冠 着付 上着 その他
裳着胴男出立=輿舁など
厚板 白大口
裳着胴半切男出立=武将の霊
霊面 黒頭、鍬形 厚板 半切 長刀、太刀
裳着胴半切男出立=明神など
鬼神面 黒頭 厚板 半切
外国人出立の例
帽子・冠 着付 上着 その他
邯鄲出立=「邯鄲」のシテ・盧生。
邯鄲男 黒頭 厚板 袷法被 半切 唐団扇、邯鄲杖
唐帽子狩衣半切出立=「張良」のシテ・黄石公
茗荷悪尉 白垂、唐帽子 厚板 袷狩衣 半切 唐団扇、巻物、沓

「見た目能装束」へ 「出立2」へ